コラム
滋賀県大津市坂本にある天台真盛宗総本山西教寺は、明智家の菩提寺として知られています。
境内には、明智光秀一族の墓および熙子の墓があり、光秀との縁の深さが伺われます。
二〇二〇年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放映に合わせ、「びわ湖大津 光秀大博覧会」と題してイベントが開催されましたが、主要会場四つのうちの二つが「西教寺」「西教寺禅明坊」となり、多くの観光客を集めました。
今回は西教寺と明智光秀をはじめとする明智一族との関わりについて、紹介します。
まず西教寺の由緒について、境内にある説明板よりご紹介します。
(東山政司)
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瑞王山盛安寺。比叡山麓の坂本の南端で、穴太に隣接する地域にある天台真盛宗の古刹です。
ここは近世、「明智寺」と呼ばれていました。
明智光秀の供養塔や位牌が祀られており、また「明智の陣太鼓」と呼ばれる太鼓が伝わっています。昨年、大津市歴史博物館で展示されていましたので、ご覧になった方を多いと思います。
享保十九年(一七三四)に成立した地誌『近江與地志略』には、「当寺に太鼓あり。是明智光秀の時尅(刻)をうちし太鼓なりといふ。」と記されており、江戸中期には知られていたようです。
(東山政司)
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